2月4日 (火)雨のち曇
災害的な状況が発生したため Southland Civil Emergency Management team(警察と消防と自警団を集めたチームで政府と連絡を取り合って災害対策にあたる)が召集されたとのことで、ロッジに避難して来た人達を前に災害対策チームの人が状況を説明。私の英語力ではお手上げだった。
状況説明は明るく、にこやかに話していた。 ここからテアナウへの道路が寸断されていて、陸の孤島になってる、とのことだった。「40年ぶりにこのチームが組まれました。」と言っていた。という事はこんなひどい状況は40年ぶり、という事か…
ロッジの支配人(黒いポロシャツの女性)がツアーのメンバーに改めて説明。
沿岸ではサイクロンと高潮が重なり海水が押し寄せ、山間部は大雨で土砂崩れが多数発生しているとのことだった。
午後3時頃の説明、食堂にて。一日に三度は現状を説明してくれた。
灯りのついている部屋で私達は待機していた。左側は客室。
時間つぶしに、ロッジにあったジグソーパズル(1000ピース)を始めた。
ビリヤード
ジェンカとチェスもあった。
昼食はサンドウィッチとスープ。 食べ物と飲み物は充分に用意されていて、空腹を感じることはなかった。
午後には、このロッジからバスに乗り、ネットワークの繋がる所へ連れていってくれた。30分の時間制限だったが、旅行の予約の変更等を皆さんスマートフォンで真剣にしていた。そこではコーヒーまでだしてくれた。
日本の家族にも連絡を入れたが、旅行中のNZが大雨で大変になっている状況など全く知らなかった。
コリーンさん(白髪の女性)は毎回、状況説明の後に「集まって」と言って日本人を集め、分かりやすい英語で説明、解説してくれた。
このような時に親切にしてもらい、大変嬉しく、感謝。
夕方には、やっと雨が上がり、明るくなってきた。
天気が落ち着いてきたようだ。避難して来た人達の車はいつの間にかいなくなっていた。
私達が閉じ込められていたマイター・ピーク・ロッジ (Mitre Peak Lodge)
夕食は、チリビーンズに似た温かい料理が提供された。美味しかった。アルコールも頼めた。
夜の8時頃 「明日にはヘリコプターで脱出できそうです」との説明。みんなに安堵感が伝わる。